XP祭り2008 終了しました。

今回も多くのことを学びました。中でも人と話すことの重要性を改めて感じました。

倉貫代表挨拶

XPとは何かについての再考。
倉貫さんはいつもSIにとってのアジャイル、ビジネスとアジャイルを真剣に考えている。倉貫さんとはXPJUGのスタッフとして話をするときが多いが、SIビジネスの話も深くて面白い。

平鍋さん基調講演

Agile2008について。日本人は英語の本を翻訳したものを有難がる傾向があるが、レベル的には変わらない。日本はもっと日本の持つ良いところを輸出していくべきという言葉に深く同意。
懇親会でも平鍋さんと日本のエンジニアが世界に発信するべきという話で盛り上がった。

懸田さん Agile2008レポート

懸田さんのユニークな視点と熱い思いはいつ聴いても楽しい。

木下さん Agile2008レポート

木下さんの発表はいつも意外性があるが、今回もキチンと仕込んできた。
英語の論文は本当に苦労したんだろうなと思う。
同じXPJUGスタッフだけど今までそれほど親しく話をしなかったが、今回の懇親会では楽しく会話できたのも自分としては収穫。

安田さんのAgile Conference in Japan

Agile2008で発表した日本のアジャイル コミュニティに関するセッションを日本語で。
日本のIT産業の構造、コミュニティの特徴は普段感じていることなので、とても分かりやすかった。
xp-jp/XPJUGとアジャイル評議会の比較もよく整理されていて分かりやすいと思ったが、海外でどこまで理解されたのかは疑問。おそらく文化的背景の違うものを体験せずに理解するのは困難だと思われる。
やっとむさんとは何度も話をしているが、彼が以前は人前でしゃべるのが苦手だったというのは少し驚き。

梶田さんと千葉さんの事例発表

Ruby & アジャイル開発を実体験に基づいて紹介。顧客をチームに巻き込むことの重要性は本当によく分かる。梶田さんの「正直な」という言葉に重みがある。
計画とふりかえりの重要性を顧客が理解してくれたという言葉が素晴らしかった。

野口さんのフリーペーパー EM ZEROの挑戦

野口さんの雑誌に対する熱い気持ちが本当に伝わってきた。
コンテンツの素晴らしさはさすがにプロの編集者。スピーカーとしてもウマい。
EM ZEROに何らかの形で協力できればと感じさせる熱い思い。

ライトニング トーク

今回はLT五輪ということで、平鍋さん、倉貫さん、高橋メソッドの高橋さん、野口さんとともに審査員の末席に。
LTのレベルは年々高くなってきてテクニックはどれも遜色が無くなってきた。その中で足立さんのLTは本当に素晴らしかった。テクニックではなく、何かを伝えたいという熱い気持ちが聞き手の感動を呼ぶ。同様にpapandaさんのLTも素晴らしかった。

懇親会

XP祭りに限らず、XPJUGのイベントは懇親会に本当の価値がある。
懇親会ではイベントに参加し、思いを共有した人たちが自分の言葉で語り合う場を提供する。一か所に留まるのではなく自然に席を移動して多くの人と語り合う人が多い。その中で多くの気づきを得て、さらにそれが他の席に移動して増幅される。

  • id:kakutaniさんからは情報を発信することの重要性を教わった。
  • 日本のエンジニアが世界に出ていくことを重要性について語り合った。
  • 足立さんのLTについて多くの人と語り合った。
  • 上司を説得するために、プランニングをすることの重要性について語り合った。