隠すことの問題 :-|

不二家や「あるある大辞典」などに共通する問題は不都合を隠すということ。問題が大きくならないように隠すつもりで、結局は破滅的な結果を招いている。問題を間違った方法で解決しようとするためにより大きな問題を作り出している。問題をステーク ホルダ間で共有し、共に解決しようと努力するのではなく、外に漏れないように内部で処理しようとする体制が結果として間違った舵取りを行い、やがて破綻する。


以前に参加したプロジェクトではPMが進捗を二重管理していた。「内部進捗」と「報告用進捗」だ。
内部進捗では遅れが報告されるが、PMは担当リーダーに遅れの原因といつキャッチアップできるかを厳しく問いただす。顧客の報告用進捗では、少し問題は発生しているものの進捗は順調であり、プロジェクトは予定通りであると報告する。


当然のようにこのやり方はいずれ破綻する。リーダーは責め続けられ、残業や休日出勤が増え、限界が近づく。


遅れの原因を究明することは大事だが、その問題を顧客を含めた全員で認識し、解決に向けて進まなければプロジェクトは絶対に成功しない。